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土星マンション 読了

岩岡ヒサエさんの土星マンションの1~7巻(完結)を読んだので今回はその感想です。

土星マンションは地球の環境汚染が進んだために、人々は地球から35000メートル上空にリング状のコロニーを作って生活しており、そこは財による階層社会(上層、中層、下層)になっているという設定です。
主人公はその下層に住み、コロニーの窓ふき(危険がある)を仕事にしている少年です。

この土星マンションは人の暖かさを描いている作品だと思います。
人それぞれに抱えているものはありますが、その中でも人の暖かさは変わらない。
皆が皆その暖かさを持っている。(逆にそうでない部分も持っているのですが)
そんなことを感じさせてくれる作品だと思います。
特に主人公の成長に合わせて変わる人との関係性や環境が変わることによって変わる人との関係性も表現されており、主人公を中心としてこのような多様な関係性が描かれているのは凄いと思います。

ただ気になる点としては、1巻がおもしろさという意味ではやや弱い点。
また世界的変化を舞台にした際にも描かれるのはあくまで主人公の目線のみという点です。
ただ1巻がおもしろさで弱いというのは、1巻で読むのをやめている人がいたらもったいないという程度の話で、主人公の目線のみで話が描かれるというのも、土星マンションで描いていることがあくまで主人公を中心とした人との関係性ということを考えるとそこに集中する為にはいいこととも言えると思います。
そういう意味では、気になる点は悪い点ということではなく、ほんとただ気になるというだけの話です。

土星マンションはおすすめですが、読み方としては1、2巻を読んでみて2巻があいそうであれば3巻以降を買うというのがいいと思います。
1巻だけ(6巻後半から7巻を除くと)は雰囲気が堅い部分があるので、土星マンションがあうかあわないかを判断するには2巻まで読んだ方がいいと思います。
なお、個人的におすすめの巻は5、6巻です。

P.S
佐知さんは予想とは違ったけどやっぱりそうなったかという感じで正直がっかり。


土星マンション 1 (IKKI COMICS)土星マンション 1 (IKKI COMICS)
(2006/10/30)
岩岡 ヒサエ

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漫画「くるみのき」1巻が大当たり

きふと表紙買いをしてみたくるみのき。
これが大当たりのおもしろさ。
今回はくるみのきを読んで感じた特徴を中心に感想を書いていきます。

くるみのきを読んで感じたおおまかな感想としては、絵に力強さがあり、話の内容や筋についてもなかなか良い感じのものになっているというのがあります。
ただそれらの中でも特に注目する点として、特徴的な構図というのがあると思います。
この特徴的な構図というのは、コマ割を大胆に無視して大きめの絵を配置するというもので、このコマ割からは今までの読んできたどの漫画とも違う印象受けました。
この時受けた感じというのは最初は違和感だったのですが、すぐにこの構図が絵及び漫画全体にさらなる力強さを与えていると感じるようになりました。

いきなりこのような絵や構図の感想から入ったのは、それだけこの漫画がその点で優れていると感じたからです。
話の筋の方は着ぐるみを着たお遊戯系番組を好きな引きこもりがちの少女(大学生ぐらい?)が、ひょんなことから自分も着ぐるみをきて徐々に変わっていくという話(今のところ)です。
これは着ぐるみという以外には特に目新しさがないのですが、話は普通におもしろいと感じています。
ただこの漫画を大当たりと感じたのはこの着ぐるみや普通のおもしろさだけ(構成力はなかなかに高いと思いますが)というものではなく、このある意味普通の漫画に力強い絵と独特の構図が加わることで、全体として素晴らしい作品になっていると感じたからだと思います。

こういう色んな要素が絡み合って質の高い作品を見ると、漫画って奥が深いなぁと改めて感じます。
くるみのきには表紙のほんわか絵柄と違って、がつんとした強烈な印象を与えられました。
これはなかなかにおすすめの1冊です。

くるみのき! 1 (BUNCH COMICS)くるみのき! 1 (BUNCH COMICS)
(2011/11/09)
青木 俊直

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待ちに待ったちはやふる14巻。予想よりも

待ちに待ったちはやふるの14巻が発売された。
こんなに嬉しいことはない。
まさに待望のという言葉がふさわしい。

ちはやふる(14) (Be・Loveコミックス)ちはやふる(14) (Be・Loveコミックス)
(2011/09/13)
末次 由紀

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正直ここまで待ち焦がれると期待との落差が気になりもしたが、読んでみてそんなのは杞憂にすぎなかったことが分かった。
13巻までで加速していったおもしろさが14巻でさらに加速する。
期待以上のおもしろさ。
大きな期待の上を行ったのだから本当に凄いと思う。

内容とは関係ないところで14巻を読み進めて感じたことは、残りページが少なくなっていくとああもうすぐ読み終わってしまうのか、この楽しい時間は終わってしまうのかということだった。
こんな風に思う本なんてまずないのだけど、ちはやふるはそう思ってしまうのだ。

自分を少し客観的にみると、かるた漫画にこんなにもはまっているのは正直驚きだ。
しかしおもしろいのだからそれでいいと思う。
むしろこれがいい。
14巻を待ち焦がれた日々は終わったが、今度は15巻を待ち焦がれる日々が続くと思うと正直つらい。
ただ14巻が待ち焦がれた期待を上回ったように、15巻についても期待を越える期待を募らせて待ちたいと思う。


P.S
ネタバレしないように本編には触れてない感想ですが、触れない程度に少しつっこんだ内容を追加。

14巻を読んで改めて感じたこととして、ちはやふるは競技かるたあるいはかるたの持つ側面を様々な観点から見せてくれるのがとてもいいなと言うことです。
この様々な側面というのは、大きく二つに分けるとかるたで勝つための技能とかるたの歌という側面になります。
ちはやふるは作中では競技かるたを中心にしていますが、勝つ技能の他に歌という要素も取り入れることでかるた作品としての幅が広くなっているように思います。

またちはやふるは主人公の千早がかるたのクイーンを目指すという話になっていますが、全体を通して団体戦ということが非常にクローズアップされているので、この団体戦ということから作者が表現したいものがうまく表現され、そして読む側としてもそれを受け止められるといいなと思います。

ちはやふる 1巻~13巻を読んで

今回はなんとなく気になっていた「ちはやふる」を1巻~13巻一気読みしたのでその感想です。
ちなみに「ちはやふる」がどんな漫画か簡単に書くと、千早という女子高生(1巻~2巻前半は小学生)が競技かるたでクイーンを目指す漫画です。

ちはやふる (1) (Be・Loveコミックス)ちはやふる (1) (Be・Loveコミックス)
(2008/05/13)
末次 由紀

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まず1巻を読み始めた時の感想は、正直かるた漫画っておもしろいのだろうかという気持ちでしたが、すぐにこれはおもしろいと思いました。
かるたときいてなんとなく文化系なイメージで読み始めたのですが、それを裏切る激しさや迫力が絵や話から感じられました。

そしてそのまま巻数を重ねていってしばらくは「ちはやふる」のおもしろさは競技かるたの迫力だと思っていたのですが、10巻あたりで振り返ってみるとどうもそれだけではないと思い始めました。

そこで思ったのは、競技かるたの迫力も「ちはやふる」の魅力に違いないが、それ以上に成長物語としての魅力が大きいと言うことです。
「ちはやふる」では主人公の千早とその仲間たちが成長していきます。
ただその成長にいわゆる天才タイプの人と普通タイプの人というような違いはほとんどありません。
かるた向きの技能を持っている人はいますが、だからといって1段飛びの成長をするということはなくて、誰も彼もが1歩1歩の努力と成長(かるた以外でも)をしていきます。
10巻というと物語としてかなり進められる巻数ですが、「ちはやふる」についてはほとんど物語が進んでいないように感じます。
ただそれは物語が動かないからではなく、1歩1歩の努力、成長、その力強さを描いているからだと思います。

仲間も含めた1歩1歩の成長物語、そして勢いもある漫画というのはなかなかないので、今後も期待していきたいと思います。

ちはやふる(13) (Be・Loveコミックス)ちはやふる(13) (Be・Loveコミックス)
(2011/06/13)
末次 由紀

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CLOTH ROAD 完結

CLOTH ROADが完結したのでちょこっとだけ記事を書いてみる。

CLOTH ROAD 11 (ヤングジャンプコミックス)CLOTH ROAD 11 (ヤングジャンプコミックス)
(2011/06/17)
OKAMA

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CLOTH ROAD全巻買ってきましたが、実はだいぶ前からそんなにおもしろくないなーと思っていました。
では何故それでも買って読み続けたかというと、倉田さんとokamaさんの作品が好きだからという理由です。
倉田さんはR.O.D、かみちゅ、okamaさんは様々なイラストどれも好きです。
この二人で描くCLOTH ROADはそれだけで読むぞという気持ちにさせてくれる作品でした。
しかし始まって最初はまぁまぁおもしろいかなと思っていた話が、様々な国とモデルが出てきたあたりでとっちらかりすぎてついて行けなくなり、勢いを中心とした展開だけではおもしろさを維持できなくなってきました。
それでもこの二人の作品だからと読み続け、なんとか最終巻まで辿り着いたという感じです。
話としてまったくおもしろくないわけではなかったのですが、自分の期待値との差を受け止められずがっかりしてしまった作品なのかもしれません。

2×2は4にはならないんだなぁと改めて思いました。

秒速5センチメートル 小説版(加納新太) 感想

秒速5センチメートルの小説版を読んだのでその感想を書きます。
小説版といってもだいぶ前に出た新海さんverではなく、加納さんverです。
感想としては単純にこの小説版の感想と言うよりは、他メディアも含めたこの小説の役割的なものを含めて書いていこうと思います。

秒速5センチメートル one more side秒速5センチメートル one more side
(2011/05/20)
加納新太

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まず読んでみて良かったなと思ったのは登場人物の視点を変えているおもしろさがあるということ。
桜花抄は貴樹視点ではなく大人になった明里視点で描かれ、コスモナウトは花苗視点ではなく大人になった貴樹視点で描かれ、秒速5センチメートルは貴樹(一部明里)視点(というか歌)ではなく貴樹と明里の視点から描かれています。
視点が変わることで物語の見え方も変わるので少し新鮮な感覚で楽しめました。
特に明里視点は、自分が知りたかった部分でほとんど語られていなかった部分なので良かったです。

小説版単体として考えた時、はっきりいってこの作品はとてもおもしろく、秒速5センチメートルを曖昧なまま終わらせない作品として見るなら、本当に素晴らしい作品だと思います。
ただ原作と言える映画版、そして他作品も含めて考えるといまいちかなということもあります。
それは貴樹と明里の心情の説明が詳細すぎることです。

これは小説版として良い面なのですが、個人的には映画版からの流れとしてみると秒速5センチメートルにとっては詳細すぎたように感じます。
小説版では基本映画版に沿った展開をして、そこでの心情をうまくかつ詳細に視点者(大人になった貴樹と明里)に分析させていると思います。
この語られる心情についてはほとんど違和感ないものになっていますし、うまいと思う部分が圧倒的に多いと思います。
しかし他メディアの秒速5センチメートルという作品が全体的に揺らぎを持っている作品だったのに対し、小説版ではあまりに心情を明確化して固定してしまったため、作品世界の広がりが損なわれてしまったように感じるのです。
映画版の詳細作品、今までほとんど語られてこなかった明里視点、この二つをどう思うかによって感じ方が異なるでしょうが、今までの作品の流れとして見ると個人的にはいまいちだったかなと思う部分もあります。
せめて追加や違う展開があったり、異なる終わり方であればまた感想も違ったのでしょうが、詳細分析色が強すぎてこの小説版の流れに違和感を覚えてしまうのです。

ただ上述の感想はあくまで自分のイメージに過ぎません。
それにこの小説版、自分としても非常に楽しめた作品です。
秒速5センチメートルが好きなら楽しめる作品だと思いますし、読んだ方がいいとも思います。
ネガティブなことを書きましたが、小説版として間違いなくオススメできる作品です。

P.S
この小説版を読んでみて思ったのが、漫画版は奇跡のような作品だなということ。
原作の映画版を継承して、継承するだけでなくそこから発展もさせてる。
しかもそれが自分が見たかった秒速5センチメートルになっている、そんな奇跡。
(今回の小説版も良かったのですが、できることなら映画版を継承するだけでなく(小説版で追加された大人の明里描写がもう少し多いとかでも良かった)漫画版のように発展するような展開も欲しかった。)

*秒速5センチメートル漫画版1巻の感想はこちらになります。
*秒速5センチメートル漫画版2巻の感想(まとめ的感想)はこちらになります。

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(2010/11/22)
清家 雪子

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清家 雪子

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秒速5センチメートル(漫画版)2巻の感想

秒速5センチメートルという作品はなんかやけに自分のツボにはまる作品で大好きです。
今回はその秒速5センチメートルの漫画版2巻(完結)が出たので、早速買って読んだその感想になります。

大枠の感想としてはなるほどなーという感じです。
秒速5センチメートルは漫画版の他に映像版(アニメの劇場映画)、小説版とあります。
秒速5センチメートルは話の中ですべてを語るという作品ではなく、話の間を視聴者や読者が想像して読み取っていく部分が多分にある作品です。
映像版と小説版では話の基本的な流れは同じであるものの、描かれる場面の有無、表現の差などがあり、見た時読んだ時に感じることにも差が生まれています。
この漫画版2巻についてもその感じる差というのはあって、しかもそれがいい意味での差(なるほどなーと感じる部分)になっていると思います。

秒速5センチメートル(2) <完> (アフタヌーンKC)秒速5センチメートル(2) <完> (アフタヌーンKC)
(2011/04/22)
清家 雪子

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ここからはもう少し内容に踏み込んで書きます。(ネタバレは控える範囲で(たぶん))
漫画版2巻は映像版と違い、水野理紗の描写が増えています。
水野理紗の描写については小説版でも増えていますが、漫画版と小説版では描かれている内容が違います。
小説版では水野理紗との今までの生活とそこで感じていたことが描かれていますが、漫画版では映画版の二人の関係の終わりの始まりの少し前から描かれ始めます。(本当に終わるかどうかについては読んでみてください)
この部分が映画の流れていく映像よりも詳細に描かれていますし、踏み込んで描いています。
さらには映画版と小説版の終わりから先についても漫画版では描かれる形になっています。
この映画版と小説版の終わりの先については終わり方としては、若干微妙な感じもあるところも含めそれほど重要ではないと思っていますが、これを描いてくれてそれを読めたのは良かったと思います。

個人的にはこの漫画版を読んだことで秒速5センチメートルという作品に残っていた自分なりの解釈のしこりの様なものがとれたように感じます。
漫画版は映像版と小説版よりも作者が物語の解釈を書き込んでいるため、それだけ読み手の受け取り方が固定化されると思います。
その固定化というのが映像版を見て小説版を読んできた自分にとってはとても納得できる着地点でした。
貴樹の態度と想い、明里の想い。
それらの点がうまく線でつながれたと思います。

初めて秒速5センチメートルを見た時なんだこの終わり方はと思いました。
でも時間が経つにつれてそういう終わり方になってしまうのもしょうがないというか、二人の責任でしかないと思うようになりました。
そして今回この漫画版2巻を読んで、二人の辿ってきた道は二人の責任でしかないし、かつての想いは薄れたけど薄れただけで消えたわけではない。
ましてやそのかつての想いが悪いものだったということは決してない。
今回漫画版でそのあたりを描写してくれたことがとても良かったです。
秒速5センチメートルはいきなり漫画版から読み始めるとまた全然違う感想になると思います。
もしかするとなんだこれということになるかもしれません。
ただ映像版、小説版と辿ってきた自分にとってはとても良い本になりました。

群緑の時雨、一巻の感想

柳沼さんというとふたつのスピカのイメージが強いのですがその柳沼さんの最新刊、群緑の時雨が発売されたので早速買いました。

群緑の時雨 ? (MFコミックス フラッパーシリーズ)群緑の時雨 ? (MFコミックス フラッパーシリーズ)
(2011/03/24)
柳沼 行

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群緑の時雨がどんな話か簡単に書くと、時代設定は江戸時代(時代以外の設定は史実なのかどうかは不明(おそらく史実ではないと思われる))で、話の中心となる登場人物は十歳前後(?)の貧乏武家の少年二人に家老の娘一人。
家老の娘については武術に強い執着があるようで、道場破りのような真似事をしています。
ただ男勝りかというとそこまでではないというか、まだ子供という感じで男勝りという印象は受けないです。
この三人の登場人物の中で今のところ一番印象が強いのはこの家老の娘ですが、話の中心に置かれているのは貧乏武家の少年の一人という形になっています。
この少年は父親がなくなっており、貧乏な家を、武士の誇りを・・・というような内容になってます。

で、読んだ感想ですが、何も起こらない話に少し驚いているというのが率直なところです。
話の中でいくつか伏線はらしきものは見えるものの物語としては大きな動きがないです。
ではつまらないかというとつまらなくはなく楽しめています。
一巻で物語が動かないというと羊のうたを思い出しますが、羊のうたより動いてると思いますしとっつきやすさもあるので楽しめます。
群緑の時雨が羊のうただったなら二巻・・・というか三巻が出るまで買わなくていいというと思いますが、群緑の時雨については一巻でも楽しめるので買うのは普通にありだと思います。
ただ物語として楽しむにはまだ早いかなという感じです。
(ちなみに群緑の時雨と羊のうたを比較しましたが、この二つはジャンルは異なります)

羊のうた 1 (幻冬舎コミックス漫画文庫 と 1-1)羊のうた 1 (幻冬舎コミックス漫画文庫 と 1-1)
(2009/10/23)
冬目 景

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HER、たしかにすごいと思う

帯にこのマンガが凄い!2011オンナ編第1位と書いてある、HERという漫画を読んだ。
今回はその感想です。

まずはざくっとした感想ですが、女性の心の内面を描いた漫画でとてもおもしろかった。
特に登場人物が20代~30代が中心となっていたのが良かったと思う。
ここ数年は高校生の心の内面を描くが漫画を読むことが多くなり、それはそれでおもしろかったけど、「大人の」というのにはほとんど出会えていなかったので新鮮味を感じて余計にそう感じたのかもしれない。

次にもう少し話の中身に踏み込んだ感想。
この漫画は全6話で、5人の女性と2人の男女の話がある。
物語としてはそれらの登場人物が少しずつ絡みあい次の話へと進んでいくような構成となっている。
話の中で各登場人物はそれぞれの立場から皆本音を吐き出す。
その吐き出し先は外の人もいればあくまで自分の中だけという人もいる。
ただその本音を吐き出す様は外であろうと中であろうと誰もがとてもかっこよくみえる。
話の中の言葉を少しかりて言うなら、醜くもかっこいいのだ。

HERは5話まではそれぞれ1人の女性に焦点をあてて話を進めているが、6話だけは男女に焦点をあてている。
それはおそらく6話をこの物語の結論にあてているからなんだと思う。
各話で描かれる女性の心の内面もそうだが、6話の後半のくだりはこのマンガがすこいと思われる部分、そのまとめなんだと思う。

HER (Feelコミックス)HER (Feelコミックス)
(2010/07/08)
ヤマシタ トモコ

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水域 上下巻の感想

蟲師以来の漆原友紀さんの漫画と思われる水域を見つけたので即買いしました。
いきなり上下巻で置いてあったので一気に買うか様子を見てまず上巻だけ買うかちょっと迷ったのですが、ええいと上下巻一気に買いました。

結論としては上下巻一気に買ってよかったなというおもしろさでした。
話としては蟲師より現代寄りで、蟲は出てきませんが蟲師に通じるような漆原さんらしい少し不思議な話です。
また今回は水(ダム)に関わる話で、漆原さんの話の中で水の要素というのは多くみられるように感じているので、これも漆原さんらしい話だなという気がしています。
内容、展開についてはダムとそこに沈む村、そして親子三代に渡る物語というのがダムの在り様を考えさえられつつ、それらの歴史の流れというものをうまく表現していてとても良かったと思います。
最初の一、二話ぐらいだけだとおもしろさが伝わりにくいですが、上巻できれば上下巻一気に読むと全体が見えて楽しめると思います。

水域(上) (アフタヌーンKC)水域(上) (アフタヌーンKC)
(2011/01/21)
漆原 友紀

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水域(下) (アフタヌーンKC)水域(下) (アフタヌーンKC)
(2011/01/21)
漆原 友紀

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