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総表現社会から見る検索エンジンの未来

ネットというものができて誰もが自分が書いた文章を、撮った写真を、撮った映像を、色んな人に見せられるようになった。
Web進化論に書いてあることから引用するなら表現のコストが安くなったということだろう。
本を出版しようとすれば今まで通り出版社によって精査されることになるが、そういうビジネスを望まないのであればかなり自由な表現ができるわけだ。

しかし、色んな人が色んな表現をできるようになったことで問題も出てきた。
それは表現の伝達方法だ。
色んな人が色んな表現をする中で表現が散乱し、それを受け取る側から見ると非常にノイズが多くなってしまった。
受け手が欲しい表現つまりは情報よりも、欲しくない情報を大量に受け取らざるおえない。
この問題を解決したのが今もあり、頻繁に使われる検索エンジンだ。
今も日々進化する検索エンジンはネットのノイズを減らすことに成功した。
ただこれも万能ではない。
相変わらずノイズがあるし、それに何より検索エンジンというのは表現を受け取る側がそれを受け取りに行かなければならないモデルなのだ。

表現を手紙という言葉に置き換えると分かりやすいと思うが、表現する側というのは手紙を出す側になり、それを受け取る側というのが手紙を受け取る側である。
これを前述の話に適用すると、手紙を受け取る側が手紙を取りに行くということになる。
現実の世界ではなかなかありえない話だ。
これは相当な労力を必要とするし、そもそもそこまでして手紙を読みたいと思う人もいないだろう。

ただこの問題を解決する技術はある。
RSSリーダーだ。
RSSリーダーはあらかじめ登録しておいたサイトの更新情報を逐一届けてくれる。
表現の受け取り側はRSSリーダーを見さえすれば最新の情報を取得できるのだ。
これほど便利なことはない。
しかし残念ながらこれも万能ではない。

RSSリーダーはそのサイトをあらかじめ登録しておくという性質上、自分の知っている情報しか取得できない。
自分の知っている情報だけで良ければかまわないが、新しい種類の情報を取得できないことで情報に偏りが生まれてしまう。
さらにこの問題を解決するために生まれたのが、ソーシャルブックマークということになるのだろう。

ソーシャルブックマークは自分のブックマークを公開し、他のみんなに公開してもらうことで似たような趣向を持つ人から自分の知らない自分の趣向と似たようなブックマークを教えてもらえるというものだ。
ただ、このソーシャルブックマークには大きな問題がある。
それは誰もがブックマークを公開したいと思っているわけではないことだ。
ソーシャルブックマークはその性質上規模が大きければ大きいほどその効果は増大する。
2人のソーシャルブックマークより1000人のソーシャルブックマークの方がより新しいブックマークを得られる可能性が高いだろう。
しかし、ブックマークそのものを公開したいと思う人がどれだけいるのだろうか?
ネット上の表現である文章、写真、映像などは表現する側として魅力的なものだろうがブックマークというのはそれと同等の価値があるかということである。
少なくとも現状を見る限りではない、ということになるのだろう。

ソーシャルブックマークの発想自体は素晴らしいものだと思うが、ソーシャルブックマークのような機能を実現するために、ネットユーザーの参加自体に期待するというモデルは成功すれば効果は大きいがそのぶん不確定な要素が多すぎると思う。
そもそも今まで出てきた検索エンジンであったり、RSSリーダーというのは自動的な手段である。
あるアルゴリズム(原理)に基づいたソフトウェアによって得られるもの。
この自動さは検索エンジンとRSSリーダーが必要とされている理由の1つだと思う。
(RSSリーダーはそんなに普及してないらしいが)

今後さらにネットに散らばっていくであろう情報をどのように効率的に得ていくかというと、それは何かしらのアルゴリズムが変えていくのだろう。
それはたぶんレコメンデーション(オススメ)的なものになると思う。
ここでいうレコメンデーションというのは、自分が本当に欲しい情報に当たらずとも遠からず(*1)というレベルのものだ。
つまりRSSリーダーでは得られない新しい情報。
これには情報の取捨選択が必要になるが、かなりフィルタリングされているのでそんなに的外れな情報はなく、この作業自体はそれほど苦にならないはずだ。
それにもし苦に感じるなら、ただそれを選択しないだけでその苦はなくなる。
この自分が本当に欲しい情報に当たらずとも遠からずというのが次の検索エンジンの着地点となるんじゃないかと思う。

(*1)例えばカメラの望遠レンズを探している人にとあるメーカーの望遠レンズを薦めるのは探している人にタイムリーな情報かもしれないが、その人が多少時間をかければ1人でもその情報にたどり着けた可能性は高い。そうではなくて広角レンズを薦めたらどうだろうか。その人は広角レンズの素晴らしさに気づき、望遠レンズではなく広角レンズを買うかもしれない。類似するが知らなかった情報を知ることができることでその人の行動の幅が広がったわけだ。ただこの時、双眼鏡を薦めたとしたらどうだろう。的外れな意見に辟易するだけだろう。

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