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直木賞とレコメンデーションと集合知

直木賞・・・別に直木賞でなくてもいい。
芥川賞でも電撃大賞でも講談社ミステリーうんたらでも賞ならなんでもかまわない。
ただここでは数週間前に発表のあった直木賞を例に挙げただけである。
なので別に直木賞について特に今回触れることはなかったりする。
さていきなりだがこれらの賞と呼ばれるものの選考基準について考えて見る。
これらの賞がどうやって選ばれるかというと、過程はさまざまあるが最終的には何人かの選考委員によって選ばれている。
この選考委員というのはある種有識者的または、なんらかの権威ある人ってことが多い。
つまりこれらの賞は、世間一般的になんらかの権威があると認められるような何人かの人たちによって選ばれているということになる。
この事が別に何か問題となるわけではない。
しかし、このようにして選ばれた賞は、一般読者にとってどれだけの価値があるものなのだろうか?
なんとか賞を受賞した本とそうでない本は売り上げが違ってくるが、その売り上げの違いというのは本の内容と比例しているものなのだろうか?

なんとか賞受賞といった感じでの本のレコメンデーション(紹介)をよく見かける。
そうしてレコメンデーションされた本というのはよく売れるが、いくら一般人より知識があったり、権威がある人が選んだ本だからといって数人から数十人だけで選んだ本が本当に売り上げ並みにおもしろい本なのだろうか?
なんとか賞というのは色々な意味合いを含むわけだが、読者にとってはつまるところおもしろい本のレコメンデーション的な役割が強い。
しかし、本のおもしろいおもしろくないは個々人の趣味性によるものが強く、例えどんなに知識があろうがなんだろうが、ひどく限られた人だけで選ばれた賞によるレコメンデーションは、その手法として集合知に負ける気がしてならない。
集合知が何かというと、簡単に言えば三人寄らば文殊の知恵である。
一人一人の知識には質の違い、内容のバラつきがあるが、数が集まることで精査され最終的に数人の知識人の出すアウトプットよりも質が高くなるという考え方だ。
これには当然当てはまる内容とそうでないものがあるわけだが、本のおもしろさという点ではこれに当てはまるのではないかと思う。
少し前述したが、賞には色々な意味がある。
その最終的な意味はおもしろさという言葉で集約してしまってもかまわないと思うが、その場合おもしろさとはいろいろな意味を持つことになる。
それこそ個々人の趣味性のような形でだ。
しかし意味的には個々人の趣味性のような形であっても、量的には賞の数は個々人の趣味性には遠く及ばない。
なぜなら個々人の趣味性というのは十人十色だからだ。
これに対し賞だと一万人一賞などという形になるだろう。
だが賞が一人一人をカバー仕切れないとはいえ、そもそも100%完璧なレコメンデーションなどは存在しえない。
十人十色である時点で、一つのレコメンデーションが100%完璧なレコメンデーションということはまずありえない。
とはいえ一万人一賞ではいくらなんでも幅が広すぎる。
そこで集合知の登場である。

集合知の最大の利点はその数である。
レコメンデーションする人の数、レコメンデーション対象とする本の数である。
皆が興味のある本であれば、多くの人がレコメンデーション(良いあるいは悪いなど)をし、その数により精査されレコメンデーションの精度があがる。
特定の人しか興味のない本であれば、レコメンデーションする人の数は減り集合知の精度は下がるが、そもそもそういう本は賞ではレコメンデーションされないものであり、それがレコメンデーションされるだけでも十分価値があるだろう。
これに自分の好みであったり、レコメンデーションを行っている人たちの好みなども照らし合わせれば情報としてさらなる質の向上も見込める。

このように賞のレコメンデーションが特定の本を特定の人が決定する狭い世界であるのに対し、集合知によるレコメンデーションは様々な本を様々な人がレコメンデーションする広い世界であるといえるだろう。
賞は高確率である程度の質の本をレコメンデーションしてくれるかもしれないが、より自分の好みあった、質の高いレコメンデーションをしてくれるのは集合知のように思える。


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