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秒速5センチメートル(漫画版)2巻の感想

秒速5センチメートルという作品はなんかやけに自分のツボにはまる作品で大好きです。
今回はその秒速5センチメートルの漫画版2巻(完結)が出たので、早速買って読んだその感想になります。

大枠の感想としてはなるほどなーという感じです。
秒速5センチメートルは漫画版の他に映像版(アニメの劇場映画)、小説版とあります。
秒速5センチメートルは話の中ですべてを語るという作品ではなく、話の間を視聴者や読者が想像して読み取っていく部分が多分にある作品です。
映像版と小説版では話の基本的な流れは同じであるものの、描かれる場面の有無、表現の差などがあり、見た時読んだ時に感じることにも差が生まれています。
この漫画版2巻についてもその感じる差というのはあって、しかもそれがいい意味での差(なるほどなーと感じる部分)になっていると思います。

秒速5センチメートル(2) <完> (アフタヌーンKC)秒速5センチメートル(2) <完> (アフタヌーンKC)
(2011/04/22)
清家 雪子

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ここからはもう少し内容に踏み込んで書きます。(ネタバレは控える範囲で(たぶん))
漫画版2巻は映像版と違い、水野理紗の描写が増えています。
水野理紗の描写については小説版でも増えていますが、漫画版と小説版では描かれている内容が違います。
小説版では水野理紗との今までの生活とそこで感じていたことが描かれていますが、漫画版では映画版の二人の関係の終わりの始まりの少し前から描かれ始めます。(本当に終わるかどうかについては読んでみてください)
この部分が映画の流れていく映像よりも詳細に描かれていますし、踏み込んで描いています。
さらには映画版と小説版の終わりから先についても漫画版では描かれる形になっています。
この映画版と小説版の終わりの先については終わり方としては、若干微妙な感じもあるところも含めそれほど重要ではないと思っていますが、これを描いてくれてそれを読めたのは良かったと思います。

個人的にはこの漫画版を読んだことで秒速5センチメートルという作品に残っていた自分なりの解釈のしこりの様なものがとれたように感じます。
漫画版は映像版と小説版よりも作者が物語の解釈を書き込んでいるため、それだけ読み手の受け取り方が固定化されると思います。
その固定化というのが映像版を見て小説版を読んできた自分にとってはとても納得できる着地点でした。
貴樹の態度と想い、明里の想い。
それらの点がうまく線でつながれたと思います。

初めて秒速5センチメートルを見た時なんだこの終わり方はと思いました。
でも時間が経つにつれてそういう終わり方になってしまうのもしょうがないというか、二人の責任でしかないと思うようになりました。
そして今回この漫画版2巻を読んで、二人の辿ってきた道は二人の責任でしかないし、かつての想いは薄れたけど薄れただけで消えたわけではない。
ましてやそのかつての想いが悪いものだったということは決してない。
今回漫画版でそのあたりを描写してくれたことがとても良かったです。
秒速5センチメートルはいきなり漫画版から読み始めるとまた全然違う感想になると思います。
もしかするとなんだこれということになるかもしれません。
ただ映像版、小説版と辿ってきた自分にとってはとても良い本になりました。
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