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失敗の本質―日本軍の組織論的研究

2012年もっとも興味深かった本として失敗の本質を挙げたいと思う。
(古い本ですが)

失敗の本質は大東亜戦争での様々な敗戦の原因を分析をしている本である。
特に日本人気質やその延長線上にある日本軍の組織特性といったものがどのように作用して敗戦や戦勝をもたらしたかという話は興味深い。
ただ自分がこの本をおもしろいと感じたのはそれだけが理由ではなく、失敗の本質が扱う戦いの史実的側面も理由のひとつである。

個人的な話ではあるが、ミッドウェー海戦、レイテ沖海戦、ガダルカナル戦、沖縄戦、インパール作戦など結果は知っていても具体的にどのように戦いが進行したかは知らないものが多い。
失敗の本質では戦の進行を記述してくれているので読むとそのあたりを知ることができる。
正直これらがどのような戦いであったかの記述はウィキペディアを見ればわかるのだが、今回知る機会を得られたのは良かったと思う。

失敗の本質を読んで強く感じたのは、日本人としてこの大東亜戦争の史実そして敗戦の原因は知っておくべき内容ではないかということだ。
今の日本の形となった大きな分岐点としての大東亜戦争の敗戦。
感覚的話になってしまうが、それは今の日本という流れの中で無視できないものでありまた学べることが非常に多いものではないかと感じている。
失敗の本質は史実と分析が記述されているので、大東亜戦争を知るという意味で良い本の1つだと思う。

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)
(1991/08)
戸部 良一、寺本 義也 他

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SONY Readerは本を読む機会を増やす

新型SONY Readerの噂もある中、現行のSONY Reader PRS-650(大きい方)を買って1日使ってみました。
これが素晴らしい。
本を読む機会を増やしてくれそうな感じです。

ソニー 電子書籍 Reader TouchEdition 6インチ(シルバー) PRS-650-Sソニー 電子書籍 Reader TouchEdition 6インチ(シルバー) PRS-650-S
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まずSONY Reader PRS-650の特徴ですが、以下があげられます。
まず良い点。
・軽い(約215g)
・手頃なサイズ(漫画の単行本サイズ)
・すぐ読める(バッテリー持ちが良く、電源ボタンをスライドするだけですぐ読めるようにしておける)
・文字が読みやすい
・気になる部分を後から簡単に参照できる(本にマーカーを引くことができ、そこを検索できる)
・英単語の和訳ができる

まず重量とサイズが本当に手頃で、持ち運んだり取り出したりするのがまったく苦になりません。
しかもそれでいてすぐに読み始められる。
どんな本を持ち運んでも常に手軽に持ち運べるのが素晴らしいです。
読みやすさに影響する画面の精細さも文字だけの本であれば十分であり、さらに文字サイズの変更も出来るため個人の読みやすいサイズに変更するなどの対応も可能で、電子書籍として可読性も良いと思います。

次に悪い点。
・漫画の可読性は及第点
・本のマーカーが次ページにまたがって引けない
・国語辞典がない
・読みたい本がReaderStoreにない
・Reader単体で本が買えない(通信機能がない)
・MacでReaderStoreで買った本を同期できない(正規の手順以外であればできるかもしれないが未調査)
・ACアダプターがない(充電はUSBケーブルを使ってPCから行う)
・全体的にUIが良くない(マーカーの取り消しやオプション機能呼び出し後に読んでいる状態への戻しですらやりづらい)

PRS-650でReaderStoreの漫画を読もうとすると読めることは読めるが、吹き出し外の文字やルビについては読めない部分がある。
一応拡大は出来るのだがページ送りの度にやるのはいちいち手間である。
また吹き出し内の文字についてもかなり小さいため、細かい文字を読む集中力が必要になり快適ではない。
慣れればもう少し読みやすく感じるようになるかもしれないが、今の感じだと漫画を読むのに薦められる感じではない。
この漫画の読みやすさについてはReaderが大型化するか画面の精細度が上がれば解決するかもしれないが、今のReaderとしては解決策はないように思える。
また折角英単語の和訳ができる機能があるのだから単語の辞書引きも行えるようにしてくれればより本が読みやすくなると思う。
これは少し残念だ。
またReader単体で本が買えないのは致命的である。
ReaderStoreには試し読みという機能(すべての本ではない)があり、とりあえず試し読みで気に入ったら製品を買うとしたいのだが、Reader単体で本が買えないためこれが非常に手間に感じる。
まず家でReaderをPCにつないで試し読み版をReaderに入れる。(この時点で外出中にも出来るようにして欲しい)
次に外出中にReaderで読んで気に入ったら製品を買うとしたいのだが、ここで再度ReaderをPCにつながなければいけないため家に帰るまで製品を買うことができないということになってしまう。
これは非常に残念すぎるとしか言いようがない使い勝手、欠陥と言ってもいいかもしれない。
最後に本としては割と大きな欠点として、読みたい本がReaderStoreにないというのがある。
ただこれについては個人的にはあまり気にしていない。
なぜなら読みたい本はないかもしれないが、読む本がないわけではないからだ。
ReaderStoreで本を探せば興味を持つ本というのはいくつか出てくる。
それこそすべてを読むことはできないくらいに。
ただこれについては興味を持つような本を探しやすくしてもらわないと使い勝手という部分でいまいちな部分があるので、せめて探しやすさについては改善してもらいたい。


総評。
・文字だけの本を読むのであれば即買する価値あり

欠点もあるがそれ以上に手軽に本が読めるという利点が抜きんでている。
手頃なサイズで持ち運びでき、取り出してすぐ読み始めることができるというのは本当に素晴らしい。
文字だけの本を読む道具としては一定以上に完成されていると思います。
ただ漫画Readerとしては改善点も多く、人によっては使えないと思うかもしれない。
漫画Readerや使い勝手全般についてはまだまだこの先に期待というところだろう。

なお、個人的には漫画Readerとして使いたいので、新型(PRS-T1 ? )が出たら買い換えるかもしれません。


ソニー 電子書籍 Reader TouchEdition専用ブックカバー(グリーン) PRSA-SC65-Gソニー 電子書籍 Reader TouchEdition専用ブックカバー(グリーン) PRSA-SC65-G
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竹中式マトリクス勉強法

竹中式マトリクス勉強法という本を買って読んだ訳ですが、何故この本を読む事にしたかということについて簡単に前置きします。
竹中式マトリクス勉強法竹中式マトリクス勉強法
(2008/10)
竹中 平蔵

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勉強法という表題の本を買った訳ですが、単純に勉強法について興味があった訳ではありません。
自分は個人的に竹中さんってもの凄く頭が良いと思っていて、それで竹中さんの勉強法とういうか、竹中さんの頭の良さはどこから来ているんだろうかという興味でこの本を読んでみようと思いました。
それで実際読んでみた感想が以下になります。

まず驚いたのは、どうでもいいことですが竹中さんが東京出身ではなかったことです。(和歌山出身)
完全に先入観だったのですが、竹中さんはいかにもエリートそうで、大都市圏のお坊ちゃん的な人かと思っていたのですが、割と普通の家庭に生まれた普通の人だったみたいです。
さらに天性の資質があり、一を聞いて十を知ることができるような人だと思っていたのですが、この本を読む限りそうではなく、努力の人という感じがします。
当たり前かもしれませんが、竹中さんも普通の人であり、本の中でも言っていますが努力さえ出来れば誰でも能力を得る事ができると言っています。
この本の帯には、1の努力で10の成果と書いてありますが、竹中さんがこの本で言っているのはむしろ、100の努力で100の成果ということです。
またマトリクス勉強法とありますが、どちらかというとこの本は竹中さんの勉強法というか、取り組む姿勢を中心にして書かれています。
この取り組む姿勢から感じる物は多いです。
ただ、これらは自らの日常に取り込んで実践するというものとは少し違うと思います。(この通り実践できればどんどん能力を得ていけるとは思いますが)
何故ならこの手の本の内容というのは、基本的に本人の努力なくして成果はありません。
その努力こそが難しく、最大の壁ですが、当然ながらこの本にもその解決法は載っていません。
ただ、印象に残った言葉が一つあって、それは志を持つということです。
自分が何に向かうため、何のために勉強をするのか、それ(志)を持つ事が重要ということです。
この手の本でよく言われるのは、なりたい自分、十年後の自分を想像して今足りない物を補う、あるいは今後必要になる事を習得していくようにするということで、基本的にこの志ということも同じ事を言っている訳ですが、志という言葉にするとそれとは何か違う物に感じられます。
「Boys be Ambitious 」(少年ではないけど)
これを持ち、維持し続ける事こそが、勉強を続けるために必要なことであり、この志を見つける事ができれば半分勉強は成功したようなもので、見つけられないならその逆ということにまでなります。
さらにこの本で驚いたことがあって、志を持ちそれを維持し続けられるのは、竹中さんのようなエネルギーに満ちあふれた特別な人だからというふうに感じた訳ですが、この本の中で人は易きに流れるという記述があり、竹中さん自身もそうだというのです。
ただそんな中でも自分を鼓舞し、あるいは励まされ、志(目的)のために努力してきたそうです。
もちろんこれは簡単な事ではなく、誰でも実践できる事ではないと思いますが、あの竹中さんでも易きに流されそうになるという事実は、ある意味で自分と同じであり、自分もまたそこで踏みとどまる事もできるのではないかと勇気づけられます。

この本からは勉強法を得たというよりは、多くの刺激を受けました。
これらの刺激には印象的なものが多く、それらを自分なりに消化していければと思います。

ストラディヴァリウス

ヴァイオリンでストラディヴァリウスといえば有名だ。
だけど、何でそんなに有名で価値があると言われているのかよくわからなかった。
ただ骨董的価値があるというだけならまだわかる。
美しいというだけでも納得できる。
ただ、それに加えて音がいいとまで言われているのがよくわからない。
近年の技術力を持ってしても、300年近く前のヴァイオリンを超えられていないという部分が理解できなかったのだ。
しかし、この本にはその理由が書いてあった。
ストラディヴァリウス (アスキー新書 82) (アスキー新書 82)ストラディヴァリウス (アスキー新書 82) (アスキー新書 82)
(2008/10/09)
横山 進一

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ストラディヴァリウスは何故高いかという理由をこの本では、美しさ、骨董的価値、楽器商が神秘のヴェールに包む事でつけたプレミア、そして本当にいい音を奏でることができるというのを理由に挙げている。
前の3つは普通に納得できたが、最後の1つは今までどうにもよくわからなかった部分だ。
しかし、この本ではその理由を説明している。
その理由とは、ヴァイオリンの主な材料である木が生きているという事にあるらしい。
木は保存状態さえよければ、長い年月をかけて生きながら変化していく。
この時間経過こそが、近年の技術力でも、ストラディヴァリウスのような音を出す事ができない理由ということだ。

ただこれがイコールいい音にはつながるわけではないとも作者は書いている。
作者は主観として、ストラディヴァリが高い技術、真摯さで作ったストラディヴァリウスは、長い年月を経たことと相まって、ストラディヴァリウス独特のいい音を出していると書いている。
しかしこの本は、ストラディヴァリウスが何故名器と呼ばれ、いい音(独特の音)を出し、高いのかという事を、時代背景、作者の体験も含めた分析もしている。
特に分析に時代背景も含めている事は、ストラディヴァリウスが一体どういうものなのかということを分かりやすくしていると思う。

この本は雑学的な本ですが、読み終わると思わずそういうことだったのかと、納得できる内容なので、ストラディヴァリウスについて興味がある、ちょっと知りたい、ストラディヴァリウスって結局何なの?という人にはお勧めです。

スティーブ・ジョブズの流儀

最近Apple関連の本を読む事が多いなぁと思っていたのですが、今回もApple関連というかAppleの象徴ともいえるスティーブ・ジョブズに焦点を当てた「スティーブ・ジョブズの流儀」を読みました。
スティーブ・ジョブズの流儀スティーブ・ジョブズの流儀
(2008/10/23)
リーアンダー ケイニー

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スティーブ・ジョブズ関連の本としては、非常にオススメです。
特に2冊目以降だとより楽しめると思います。

スティーブ・ジョブズについて書いた本というのは、ジョブズがエレベーターで会った社員を降りるときにはクビにしていたとか、one more thing(基調講演を終わりと見せかけて、あたかも今思い出したかのように一言(それも重大な事)付け加える)、週90時間働こうスローガンなどその事象自体を紹介する本が多い。
これはこれでおもしろく、初めてジョブズやAppleについて知ろうと思ったときには良い。
しかし、より深く本質を知ろうとしたときにはあまり役に立たないと思う。
こういう本というのはおもしろく話を書いていると思うからだ。

今回読んだ「スティーブ・ジョブズの流儀」は、非常に冷静にジョブズの行動を分析していると思う。
何故ジョブズはエレベーターで会った社員を降りるときにはクビにするようなことをしたのか、何故ジョブズはiCEO(暫定CEO)を名乗ったのか、何故ジョブズはニュートンをやめたのか。
そこにはちゃんとした理由(経営戦略)があってそうしたのだ、ということをこの本は冷静に書いている。
他のジョブズ本にもこのような傾向があるものはあるが、ここまでの文量で、一貫した冷静さの本は初めてだ。

この本は、ジョブズ本が2冊目以降の人だとより楽しめると書いたが、1冊目でもいいと思う。
それぐらいよくジョブズ(Apple)を分析した本だと思う。


P.S
ジョブズの行動に関しては色々な解釈が存在するし、真実でない話も含まれている可能性はある。なので「スティーブ・ジョブズの流儀」がいくら冷静な分析を行っているとはいえ、全面的に正しい事を言っているとはいえないかもしれない。

「iPhoneをつくった会社」を読んでみた

最近本を読んでないなと思っていたところ、なんとなく買った週アスに、アスキー新書が紹介されていたので、なんとなく買ってみた。
(アスキー新書って役には立たなそうだけど、おもしろそうなタイトルが多い気がする)
んで、そのうちの1冊「iPhoneをつくった会社」が読み終わったのでその感想でも。

この本は、iPhoneを作ったAppleという会社が、ジョブズ復帰後に開発したiPod、Macの開発思想を中心に説明して、それがiPhoneにつながっているという感じになっています。
iPhoneを作った会社といいながら、ジョブズ中心に書かれている感じがしますが、Appleはジョブズ色が強い会社なのでそうなってしまうのは仕方ないのかなというか、読み手としてもそれを期待している部分があるので、まぁいい感じかなと。

個人的には、基本的に知っている内容が多かったのですが(iPhoneがもたらした社会現象やら、iPod携帯やら、Appleの物作りの思想とか)、そういう部分でも文章が読みやすいのと、なんとなく思い出しつつ(?)読めて、楽しめました。
知らなかった部分(MacOS8やAppleの広告手法の一部、販売に関する話など)は当然おもしろかったです。

この本は文章が読みやすく、専門的な用語も少ないので、多少コンピューターの知識があれば楽しめる内容だと思います。
たぶんAppleやジョブズについてほとんど知らない人がこの本を読むと、Appleやジョブズについてもうちょっと詳しく知りたくなるんじゃないかなと思います。

iPhoneをつくった会社 ケータイ業界を揺るがすアップル社の企業文化 (アスキー新書 (073)) (アスキー新書 (073))iPhoneをつくった会社 ケータイ業界を揺るがすアップル社の企業文化 (アスキー新書 (073)) (アスキー新書 (073))
(2008/08/08)
大谷 和利

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美学vs.実利 「チーム久夛良木」対任天堂の総力戦15年史について

美学vs.実利 「チーム久夛良木」対任天堂の総力戦15年史を読んだのでその感想でも。
美学vs.実利 「チーム久夛良木」対任天堂の総力戦15年史 (講談社BIZ)美学vs.実利 「チーム久夛良木」対任天堂の総力戦15年史 (講談社BIZ)
(2008/02/22)
西田 宗千佳

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読み物としては結構おもしろかったです。
特に序盤から中盤にかけては。
ただ後半はあまり盛り上がらなかったですね。

本の内容としては、プレイステーションの歴史をプレイステーションの生みの親といわれている久夛良木さんを中心として語るというものです。
本のタイトルに任天堂の総力戦とありますが、任天堂に関してはプレイステーションが生まれるきっかけとなったゴタゴタとファミコン、DS、Wiiなどについてちょっと触れてる程度でほとんど語られてません。
ほぼ完全にSCE視点の本だと思います。
しかし、開発時の意気込み(主に久夛良木さん)、当時の背景など今まで自分が知らなかった部分が描かれていて、結構あーそうだったんだと思う場面があっておもしろかったです。
特にPSXの話では、知らなかったPSXのコンセプトが書かれていて、それが結構素晴らしいコンセプトだったんだなぁと思ったりしました。
と、おもしろい本な訳ですが少し気になる点もありました。
それは著者が久夛良木さんびいきしてるよなぁと感じる部分です。
特にPSPの□ボタン仕様発言では著者の弁明(?)は無理があるんじゃないかと思いましたし、液晶のドット欠けは単なる噂と片付けている部分は納得できないとも思いました(PSPは今まで2台見た事がありますが、1台はドット3点欠け、もう1台はドット2点欠けでした。もしかすると2点、3点は仕様としてるのかもしれませんが、自分としてはちょっと納得できないと思いました)。

とまぁ本の内容が主観的すぎる部分は気になりますが、プレイステーションの誕生から現在に至る背景などを知るにはいい本だと思います(結構楽しみながら読めますので)。
プレイステーションの開発背景などに興味のある方は読んでみるといいかもしれません。

最後に、この本を読んで一番気になったのはプレイステーション3の今後です。
久夛良木さんの方向性(コンセプト)で開発されたプレイステーション3ですが、今SCEに久夛良木さんはいません。
そしてプレイステーション3を開発するにあたって久夛良木さんが出した方向性と今のSCEが打ち出しているプレイステーション3の方向性は違います。
このズレが今後どのような影響を及ぼすのかはわかりません。
しかし個人的には内容の是非はともかく、プレイステーション3には開発時の方向性を目指してもらいたいと思います。
何故ならプレイステーション3はそこを目指して作られたからです。
もしそこから目を逸らしてしまったら、プレイステーション3という存在は空っぽのものに変わってしまうような気がするからです。

今更のウェブ進化論

年末年始にやろうと思っていたことの5%も出来ていない今日この頃。
せめて何かをやったという実感が欲しいということで、安直に本を読んでみました。
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)
(2006/02/07)
梅田 望夫

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選んだのはウェブ進化論。
2年ぐらい前の本で今更な感はあったのですが、前々から多少の興味があったことと話題になったよなぁという安直な理由で読むことに決めました。
読み終わった感想は、ウェブ進化論の内容がタメになるかならないかというのはひとまず置いておいて、これは読み物としておもしろい、そして凄いと感じました。

ウェブ進化論は、ここ10年(95年~05年)のウェブの変遷が書かれています。
特にGoogleの台頭に焦点をあて、またGoogleを象徴とし、Google自身及びGoogle台頭時期のウェブの変容についての分析を主にしています。
ここでのウェブの変容というのは、あらゆる情報の整理・収集・分配を完全に自動化する概念であったり、あらゆる情報の共有概念であったりします。
またそれによって起こる変化も含まれています。

ただウェブ進化論という本が凄いのはこの本質的な内容ではないと思います。
個人的にはGoogleについての理解が多少深まりましたが、目新しいものはありませんでした。
ですが、おもしろく読めました。
この本が本当に凄いのは、分析した結果を理論立てて説明した結果が読みやすく理解ししやすいことと、読み手を惹き付ける魅力ある文章だと思います。
まさに文章そのものが凄いといったところでしょうか。

この本はある程度パソコンに触れている人の方がおもしろく読めると思います。
特に95年前後(以前)から使っている人ならよりこの変遷を実感として感じられると思います。


最後に本の中でも出てきたWeb2.0について
個人的にWeb2.0なんていうものはないと思っています。
Web2.0的な変化というのは大なり小なりWebが出来たときにに内包されていたものであると思うからです。
あえて名前を付けるならWeb1.1などが妥当だと思います。
まぁこれは感覚とかっこよさの問題でしょうけど。
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